股関節脱臼は、軽度のものならば自然に治るので、生後3ヵ月未満の乳児で症状が軽い場合は、足を自由に動かせるようにして自然治癒を促進させます。
生後3ヶ月以上の乳児の場合は、リーメンビューゲルという足を開いて曲げた状態で、股関節に大腿骨頭が常に入っている状態を維持する装具を装着して治療を行います。
症状が中度以上になると、リーメンビューゲルの装着によって大腿骨頭が壊死してしまうという重大な合併症を併発してしまう可能性が30%くらいあるので、使用するかどうかの判断を慎重にする必要があります。
重度の場合はリーメンビューゲルの装着では治らないので、入院をして牽引療法で治療します。
元々、股関節の発達に問題がある場合には、手術が必要なこともあります。
脱臼を放置しておくと、股関節に通常より多きな負担がかかり、歳をとったときに変形性股関節症を発症して、歩くのが困難になってしまいますので早期治療が好ましいのです。
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